本書は『大宇宙写真集』の増補改訂版です。『大宇宙写真集』が宇宙の写真を200枚以上収録していたのに対して、本書『大宇宙写真集500』では500枚以上の写真を収録しています。『大宇宙写真集』の配信開始以降に公表された画像も収録しました。
太陽を出発点として、しだいに太陽から遠ざかっていきます。宇宙空間で観測を行う数々の惑星探査機や宇宙望遠鏡が撮影した写真を見ながら、宇宙の果てに向かいます。太陽から宇宙の果てまでを合計500枚以上の写真でたどっていきます。
太陽系の画像は、惑星探査機ボイジャーや火星探査機バイキングなど過去に活躍した探査機から、土星探査機カッシーニなど最新のものまで、数々の探査機が撮影したものが中心です。
一方、銀河系から宇宙の果てまでの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡、チャンドラX線望遠鏡、WISE衛星、GALEX衛星などが撮影したものを収録しています。
【主な内容】
▼太陽系
まずは太陽を出発し、太陽系の果てへ向かいます。母なる恒星、太陽をはじめ、水星や金星、地球、火星といった岩石惑星、木星や土星などの巨大ガス惑星、その外側の天王星や海王星などの巨大氷惑星、さらに最近になってようやく間近から観測された冥王星のほか、惑星や準惑星以外の小さな天体も紹介。
▼天の川銀河系
太陽系を超えて、銀河系の世界に入っていきます。隣の恒星プロキシマ・ケンタウリから、3万光年先にある球状星団NGC2808まで、さまざまな星雲や星団を巡ります。
▼大小マゼランとアンドロメダ
いよいよ銀河系を飛び出します。ここでは銀河系の伴銀河である大マゼラン銀河、小マゼラン銀河と、銀河系と同じグループに属するアンドロメダ銀河、M33銀河の画像を紹介していきます。
▼銀河宇宙と宇宙の果て
ここからはさらに遠く、700万光年先の銀河から宇宙の果てまでの画像を紹介。いろいろな形をした銀河や、二つの銀河が衝突している銀河など、さまざまな銀河をめぐりながら、138億光年の彼方まで向かいます。