アメリカの惑星探査機ボイジャー1号、2号は、1977年に打ち上げられ、1号は木星、土星を、2号は木星、土星、天王星、海王星を探査して、大きな功績を残した惑星探査機です。
ボイジャー1号が太陽圏を飛び出していたと、2013年9月に発表されました。ボイジャー1号は、1980年11月に土星を通過したのち、太陽系の外に向けて旅を続け、土星通過から30年以上を経た2012年8月に、ついに太陽系の外へ出たのです。
本書は、それを記念して刊行したものです。
2機のボイジャーの惑星探査を、ダイジェスト画像で振り返ります。
【主な内容】
▼プロローグ
惑星探査機ボイジャー/打ち上げ/地球と月のツーショット
▼木星
木星/大赤斑とその周辺/大赤斑のクローズアップ/木星のリング/木星とイオ、エウロパ/衛星イオ/衛星イオの表面/エウロパ、ガニメデ、カリスト
▼土星
土星/土星の表面/土星のリング/リングのスポーク/衛星タイタン/レア、テティス、エンケラドゥス、ディオーネ
▼天王星
天王星/衛星ミランダ/天王星のリング
▼海王星
海王星/大暗斑のクローズアップ/衛星トリトン/海王星のリング
▼太陽系の彼方へ
太陽系の“家族写真”/星間空間へ
なお、本書には最新画像は載っていません。ボイジャーの探査を振り返っていますので、1970年代から80年代にかけて得られた画像がほとんどです。最新画像を含めた太陽系画像をご覧になりたい方は、弊社刊行『探査機が見た 太陽系』『探査機画像でたどる 火星』などをご覧下さい。
掲載画像は、他の宇宙画像eBookシリーズに比べると、画質や解像度はあまりよくありません。これはオリジナルデータの問題です。
過去の画像を見ながら、ボイジャーの探査の歴史を感じていただければ幸いです。